「ガラパゴス」で何が悪いの?

新聞を読んでいたら、こんな記事がありました。

あるシャツメーカーが、国内販売の商品について
胸ポケットをつけないことにしたというものです。

理由は、
「ニューヨークでは、胸ポケットつきのシャツが売れなかった。
 シャツに、胸ポケットをつけるのは
 シャツの文化をわかっていないからだと言われた。」
ということだそうです

自分は、胸ポケットがついていないワイシャツなど
間違っても買うことはありません。
理由は、仕事で着用するのに、役に立たないからです。
ワイシャツの胸ポケットは
営業マンとして、欠かすことのできない、名刺入れと筆記用具を入れる
重要な機能があるからです。
それが、アメリカのシャツの文化から逸脱しているかどうかなど
自分にとって、まったく、興味も関心もありません。
もし、アメリカ人に指摘されたとしても
「それがどうかしたのですか?
 むしろ、こちらのほうが便利だから、
 こっちを着たほうがいいですよ。」
と返答するだけのことです。

これから、ますます、グローバル化がすすむと思いますが
グローバル化とは、世界基準を是として丸呑みして
自国の文化を否定して破棄することではないはずです。

個人的な意見としては
「ガラパゴスの何が悪いんだよ?
 逆にガラパゴスには、地球上で、あそこにしか生息していない
 希少生物が、たくさんいるじゃないか。
 それが原因で、存在感があるんじゃないか。」
と思っています。

世界の基準を認識しつつ
自国特有の文化は、大切に守って伝承して共存していくことが
グローバル社会における、正しいスタンスではないでしょうか?

胸ポケットについて、逆に感心したことがあります。

当社は、夏の作業着は、シロ無地のポロシャツと決まっています。
実は、シロ無地で、胸にポケットがついているポロシャツは
なかなか売っていないので、さがすのが大変です。
いちばん品揃えしてある、ユニクロ様のポロシャツは
胸ポケットなしなので、自分にとっては、購入対象外だったのです。

ところが、先日、ユニクロ様に行ったら
今年の夏の、無地ポロシャツには、しっかり胸ポケットがついておりました。
素材もいろいろで、もちろんお値ごろですから、
今年は、安心して買い換えることができます。
タンスに保管してあった、くたびれたポロシャツは
すべて処分しようと思います。

ユニクロ様では、おそらくポロシャツに関しては
ユーザーからの意見が多かったので、対応したのだと思います。
なぜならば、わざわざ、必要でもないのに、
コストアップすることはしないからです。
しかも、シャツに胸ポケットをつけるのはおかしい
というのであれば、なおさらだと思います。

言うまでもなく、ユニクロ様は、日本を代表するグローバル企業です。

こういう部分が、リーディング・カンパニーである要因かもしれないと感じます。

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