経営理念

3Fの事務所にいたら
窓の外から、なにやら声が聞こえてきました。

何事かと思って外を見てみると
遠くに見える、新幹線の高架下で、
どこかの会社の皆さんが
大きな声で、「経営理念」を唱和しておりました。

こういうことは、アナクロだと言って
怪訝な顔をする人がいるかもしれませんが
実は、とても重要なことです。

わが師である、稲盛和夫様いわく
「経営理念・いわゆるフィロソフィーは
 常に、経営のど真ん中に置くべきである。
 それこそ、耳にタコができるまで、繰り返し唱和して
 潜在意識に透徹するまで徹底しなくてはいけない。
 その上で、実際に、現場での行動に置き換えて
 血肉化しなくて意味がない。」
と言われています。

また、聞いた話では
「ノーベル賞を決めるときの選考委員は
 まず、ノーベル賞の基本理念と憲章を
 全員で確認したうえで、作業をはじめる。」
ということです。

つまり、「基本理念」というものは
もっとも重要なものでありながら
常に確認して検証していかないと
いつのまにか、違った方向に向かってしまうからです。

ゆえに、定期的に、皆で唱和して確認するという
地味で単純な作業が必要なのだと思います。

弊社でも、日々のミーティングでは
まず、自社の経営理念を確認することから始めています。

結果が、なぜか、でなくなっていたり
方向を見失ったりしたときは
いつも、基本=経営理念を見直すようにしたいものです。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。