6月になりました。
6月は、「水無月(みなづき)」といいます。
意味は
「酷暑で日照りが続き、水が枯れてしまう月」
ということだそうです。
6月といえば「梅雨」なのになぜ?と思われますが
ここでいう6月とは、旧暦の6月のことです。
今年の旧6月は、7月8日から8月6日です。
まさに、梅雨が明けて、真夏の氣候になるころです。
現代の日本は、新暦で生活しつつも
旧暦の言葉が活きています。
たとえば
「新春」は、現代では1月1日ですが、本来は旧正月なので
だいたい、1月下旬から2月中旬ころに該当します。
「五月晴れ」とは、ゴールデンウイークのころの、
カラっと晴れた晴天のことではなく
梅雨の合間に晴れたときの、強烈な夏空のことをいいます。
古典や和歌・短歌・俳句に出てくる季語については
「旧暦」を把握していないと、意味がわからないものがたくさんあります。
せっかく、自然に恵まれて、
四季の表情が豊かな日本で生まれて生活しているのですから
「新暦」のカレンダーで生活しつつも
「旧暦」を意識してみてはいかがでしょうか?
「旧暦」は
弊社のように、シーズン性がある商品を取り扱っている企業には
不可欠な知識だと思っておりますが
一般の皆様におかれましても
「旧暦」の知識をもつことは
生活に、たくさんのプラスをもたらしてくれるのではないかと思います。