9月20日は、旧暦の8月15日でした。
旧8月15日といえば、「十五夜=中秋の名月」です。
知らなかったのですが、中秋の名月のときは
必ずしも満月ではないとのことです。
自然は、アナログであり、デジタルではありませんので
昼と夜の時間差とか、わずかなズレで、
真円の満月になっているとは限らないようです。
今年は、見事な満月でしたが
次回、中秋の名月が満月になるのは
8年後だそうです。
つまり、東京オリンピックの翌年まで
待たなくてはいけませんし
必ずしも、当日晴天とは限りませんので
今年の満月を見ることができた人は
とてもラッキーだったのかもしれません。
私は、出張先である、三重県・鳥羽の
お客様の駐車場で、「中秋の名月」を堪能しました。
カメラをもって撮影している人がたくさんおり
皆さん、時間を忘れて、月光に身をまかせておられました。
秋の虫の声が響きわたるなかで
満月が鳥羽湾を照らす光景は、なんとも神秘的でした。
四季の自然に恵まれて、生活に自然が密着しており
小さな季節の変化に感動することができるのは
日本人ならではの美徳です。
中秋の満月を眺めながら
日本に生をうけて、また、日本人であってよかったと
痛感させられた夜でした。