社内に、ひとつだけ残っていた
「五玉そろばん」です。
以前は、そこらじゅうに転がっていたのですが
数回の引越しで、最後のひとつになっていました。
昔、大先輩に教えていただいた使い方ですが
商談のとき、そろばんを立てる。
ウラに板が貼ってあるので
先方から玉が見えない。
こちらがわで、値段などの検討をするときに
通常のそろばんだと「五」を入れるのは
人差し指が下に下がるので
相手にわかってしまうが
このそろばんだと、
親指をあげても「五」が入るので
相手にわからないから。
ということです。
現在の弊社メンバーには
このそろばんを使いこなせる者はおりません。
なんとなくですが
商売の原点のように感じます。