スティーブ・ジョブスさんが亡くなりました。
享年56歳だといいますから、あまりにも早すぎるのではないでしょうか?
名古屋に出張に行ったら、アップルショップの前には
花とお手紙が、たくさん供えられておりました。
ちょうど、この日は、I-phone4Sの発売前日だったので
夜だったのに、お店の前は、長蛇の行列ができておりました。
今から10年以上前の、阪神大震災のころになりますが
大阪の会社に勤務していたとき
円高差益で、思わぬ臨時収入をいただいたことがありました。
夫婦で話し合って、
「せっかくの機会だから、パソコンを買おう。」ということになり
大阪・日本橋のデンキ街で買ったのが
「マッキントッシュ」の、
「パフォーマ575・Xmasサービスのプリンターセット」でした。
マッキントッシュにした理由は
「とにかく簡単らしい。」に加えて
「グラフィックデザイナーが使ってて、
なんとなくオシャレなイメージがあったから。」でした。
購入したあと、デンキ屋のパソコン教室に夫婦で通い
操作のイロハを覚えましたが
現在のパソコンのスペックを考えると、オモチャのレベルでした。
肝心のところで、爆弾が出て(マックのフリーズのサイン)
何度となく、泣きそうになりました。
しかし、おそるおそるパソコンにさわるきっかけをつくってくれたのは
マッキントッシュでした。
その後、アップルも波乱万丈だったようですが
I-mac
I-pod
I-phone
I-pad
と、次々にヒット商品を出して盛り返し
最近では、新製品発売のたびに、泊り込みの行列の騒ぎです。
なにかで読んだのですが
「スティーブ・ジョブス氏は、世界を二回変えた。」
のだそうです。
何が、決定的なふたつなのかはわかりませんが
◇コンピュータが、子どもでも操作できるようになった。
◇コンピュータが、誰でも買えて、
家庭に一台がアタリマエになった。
◇コンピュータ同士がつながって
様々なサービスがやりとりされるようになった。
◇コンピュータのネットワークをベースに、
新しい商品がどんどんうまれた。
◇商品の流通や、サービスの形態が根本的に変わった。
◇コンピュータが、ポケットに入って、持ち運べるようになった。
などなど、IT音痴の私でも、いろいろと思い浮かびます。
これらは、昭和の時代には、まさに、SF小説の中の出来事であり
20年前には、想像もできなかったことが
日常で、アタリマエになっています。
この人がやったことが、いかにものすごいことだったか
痛感させられます。
ソフトバンクの孫正義さんが
「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチである」と言っておりましたが
さすがに上手い表現するなあと感じました。
この人が残してくれた、ITサービスによる日常の便利さに感謝しつつ
21世紀の天才の言葉を、じっくり読んでみようと思います。