寺沢俊哉様は、
財団法人・社会経済生産性本部の主席経営コンサルタントです。
当社が最も危機的状態のときに、当時のメインバンク様にご紹介いただき
厳しくもあたたかいご指導をいただきました。
自分とは、年齢が近く
最近、ご無沙汰しているものの、とても尊敬している人です。
そんな寺沢様が、毎日一通、メールを送ってくれます。
「エピソード通信」というもので
寺沢様が、日々の活動で氣になったポイントを
短いエピソードとして送っていただき
それについて、どのように感じるか?
ディスカッションするというものです。
今年は、毎週一通、返信させていただくことにいたしました。
出張から帰ってくると、一週間分・七通のメールが
パソコンに届いておりますので
そのうちのひとつをセレクトして
自分の考えをまとめることにしています。
自分の言いたいことを、
他人にわかりやすく・しかも簡潔にまとめることは
やってみるとなかなか難しいので
とても良い訓練になります。
過日、返信させていただいたエピソードに
興味深いものがありましたので、紹介します。
「37.8と0.03」というものです。
数字の1.01を、365乗すると、37.8だそうです。
掛け算ではないので、365にはなりません
1.01の二乗が、1.01×1.01=1.021
これを365回繰り返すわけです。
ほんの少しずつ増えていきます
逆に0.99を365乗すると、0.03だそうです。
0.99の二乗が、0.99×0.99=0.9801
ほんの少しずつ減っていきます。
365乗すると、37.8と0.03になり
その差は、1260倍になります。
あなたは、どう感じますか? というものです。
シンプルでわかりやすいですが、
とても奥が深いと思います。
仕事に置き換えれば
毎日やってることに、ほんのちょっと付け加えた人と
逆に、ほんのちょっとさぼった人の間には
一年後には、1260倍の差が生じてしまうということかと思います。
「毎日コツコツやったやつが成功するんだよ」とは
よく聞くセリフですが、上記のような数値を入れて説明されると
実感として理解できます。
それにしても、0.01のプラスマイナスの差が
一年経つと、1260倍の格差とは。
成功する人と、そうでない人の差とは
こういうところにあるのかもしれません。
自分自身も、
「ほんのちょっとプラス」して
「粘る強く続ける」ことを意識したいと思います。