とこやさん

11月末の土曜日に、毎月お世話になっている
「とこやさん」という店名の床屋さんに行ってきました。

店長さんに
「ブログ見ましたよ」と言われて、一瞬ドキッとしましたが
考えてみたら、インターネットで公開するということは
24時間体制で、全世界に公開しているということですから
いつ・なんどき・誰に見られていても
不思議ではないわけです。

弊社のHPも、サーバーをチェックしてみると
中国・ドイツ・オーストリア・イギリスなどで
閲覧された記録が残っていますので
つくづくすごい世の中になったものだと感じます。

聞けば、店長さんのお母様は、過去に、弊社にパートとして
ご勤務いただいていたことがあるとかです。

情報は早くなり、世間はせまくなったものの
レアな情報は、現場にしかないものだなと、
あらためて実感しました。

さて、この「とこやさん」は、過去にも記述しましたが
営業時間がユニークです。
日曜休業で、営業時間は、お昼の12時から、夜の10時です。

過去に、城山に住んでいたときの帰り道に発見して
それ以来お世話になっておりますが
とにかくいつも混んでいます。

この日も、月末の土曜日だからさぞかしと覚悟はしてましたが
夜の9時過ぎで、席には3人のお客様で満席で
他に、4人のお客様が待っておりました。
しばらく待って散髪していただいている間にも
2人のお客様が来店されました。

この日、帰宅したのは、夜の11時過ぎでした。

夜遅くに繁盛している床屋さんって
現場を見たことがないと、なかなか想像できないのではないか?
と思います。

そういえば、我々の流通業で、最近、「買い物難民」「買い物漂流者」
という言葉を聞くことがあります。

子どもが独立して、クルマに乗らない&乗れないシニア&シルバー世代が
駅周辺に引っ越してきたものの
中心街は空洞化してしまい、コンビニくらいしかお店がないので
日々の生活に必要な品物を買うことにすら困ってしまっている
人たちのことだったと思います。

では、そういう人たちに、我々の業界が、サポートするようなサービスを
実行できているかというと、甚だ疑問に感じます。

元氣なミセス・シニア世代のお客様はたくさんいるのに
流通業界では、メーカーから小売業まで、
自分の都合ばかり前面に出しており
対応ができていないのではないでしょうか?

だから、シルバー世代に喜ばれていて
あふれんばかりのお客様がきている
巣鴨ばかり話題になるのかもしれません。

この「とこやさん」に来ているお客様の多くは
一般の床屋さんでは、毎月の散髪ができない
いわば「散髪難民」なのかもしれません。

実際、自分はそうですから。

「散髪難民」をサポートするお店をつくれば
これだけお客様が来るのだなということを
このお店にくると教えられます。

我々も、ボヤくヒマがあったら、まだまだやることは
たくさんあるような氣がします。

「散髪難民」の人は、一度、行かれてみてはいかがでしょうか?

城南大橋を過ぎて、吉井に向かうT字路の手前
「寺尾こどもクリニック」の通り向かいにあります。

ただし、そういうわけで、混んでることを覚悟して行ったほうが
よろしいかと思われます。

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