コロナ禍騒動の影響

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コロナ禍騒動も、丸々二年間になり
いろいろなところに影響が出てきています。

困ったことのひとつに、
海外からの部品調達が思うようにいかないので
機械や備品の修理関係が、予定通りにできない。
ということがあります。

知人の不動産業者に聞いたところでは
「水道管」は、ベトナム製が中心だそうですが
生産と物流がうまくいっていないので、
現物が不足気味であり
冬季に、水道管が破裂すると
修理ができないので、大変なことになる
のだそうです。

コロナ禍騒動以前は、
「グローバル」に、ヒト・モノ・カネ・情報が行きかう世の中でしたが
この二年間は、海外渡航が制限されているので
まったく違った状況が続いています。

自分が従事している「衣料品業界」は
「製造と商品供給のグローバル化」が、
他業種よりも早くすすんだ業界です。

自分が社会人になった、昭和の最後は
日本各地に、素材や縫製の産地がありました。

たとえば
東海[尾州]⇒毛織物
新潟⇒合繊織物
静岡県浜松市⇒綿織物
広島県福山市⇒フリースラックス縫製
新潟県五泉市⇒セーター編立
などなどです。

しかし、平成年度になって
衣料品は「低価格」がトレンドになり
生地も縫製も、海外に移行していきました。
その結果、上記産地に関しても
多大な影響があり
自分自身も、定期的に海外に仕入れ出張するようになりました。

二年間にわたって、海外に行くことが、大幅に制限されていますので
自分も、国際便の飛行機には、二年間乗っていません。

上海や、ソウルや、台北の街が、現在どうなっているのか?
想像もできません。

コロナ禍の世の中では、
「リモートワーク」が推奨されていますが
衣料品の世界は、商品企画と計画の段階で、
完全リモート化は不可能です。

なぜならば
①商品には、季節性と流行があるので、
 商品企画と生産計画には、スピードが必要。
 海外便の往復によるサンプルのやり取りでは、
 時間をロスするので、販売期間を逸します。
②色・柄・デザインの雰囲気は、画面を通しては判断できず
 現品チェックが欠かせない。
そして何よりも
③風合い・肌ざわり・着心地・重量感・動きやすさは
 試着しないかぎりわからない。
という性質の商品だからです。

コロナ禍騒動の影響で、メーカー様や問屋様と商談すると
明らかに、提案いただく商品が減りました。
特に、新しい提案や、チャレンジ企画商品が減り
従来の焼き直しが中心になっています。
そのために、実用衣料品で、買い替えるもの以外は
「持ってるからいらない」ということで売れ行きが鈍化し
負のスパイラル状況になっています。

30年がかりで構築されてきた
衣料品業界の、グローバルな商品供給体制は
基本的な前提条件が覆ると
こんなにも脆弱であったのかと、改めて実感させられました。

いますぐに、
元の、国内供給体制に戻るということは
現実的に不可能なので、
今は、一日も早い復旧を祈るのみです。

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