７月が終わりました。
国光株式会社は、７３期の上半期が終了しました。
半年間を振り返ってみると、たいへん厳しい半期だったと感じています。
当社は、全国の温泉ホテル様とお取引させていただいています。
本来であれば、毎年３月から７月は、お花見から初夏の旅行で
にぎわうシーズンです。
しかし、今年は、３月１１日の東日本大震災で、被害にあわれた
お客様が多数ありました。
当社も、その影響で、思うような結果が残せませんでした。
厳しい半年ではありましたが、感謝しなければなりません。
それは、このような状況であっても、社員の皆さんと
毎日忙しく仕事ができているということです。
実は、３月１０日に、房総半島の千葉県におりました。
東北の被害が大きかったので、あまり報道されておりませんが
千葉県も、約２０名の尊い生命が犠牲になりました。
１１日に、旭市で発生した、津波による被害は大きいものでした。
１０日の午後３時ころ、旭市の海岸沿いにある国道を、
営業のため、車で移動中でした。
もし、一日ちがっていたらと思います。
震災の二週後に、旭市を訪問しました。
二週間前に走っていた国道は、通行止めになっておりました。
飯岡漁港周辺は、住宅があったはずの場所が、
建物が流されて、まるでさら地のようになっていました。
お客様二社を訪問しましたが、二社とも、甚大な被害をうけておりました。
一社では、売場が津波で流されて、当社の商品は
ほとんど残っておりませんでした。
広い駐車場が、瓦礫で埋めつくされていた風景は
今でも目に焼きついています。
二社ともに、未だに営業再開できておりません。
現在でも、東北地方を中心に、多勢のかたが
避難生活をおくられております。
自分自身は、運良く無事でありましたので、
毎日仕事ができ、家族とふつうに生活できております。
当たり前のことが、これほどありがたいことなのかと、感謝しています。
今は、日本国民の一人として、毎日しっかりとした生活をおくり
仕事で結果を出したいと願っています。
その積み重ねが、少しでも復興への貢献につながるのではないか
と考えています。
あらためまして、被災にあわれた多くの皆様に
心よりお見舞い申し上げます。