しこだ、すりあしだ、てっぽうだ。

「しこだ、すりあしだ、てっぽうだ。」は
昭和から平成の時代に、一世を風靡した大横綱が
相撲部屋の師匠だった時代に
弟子への指導について、ブログに記載していたことばです。

また、他にも、下記は
大横綱と言われた名力士たちの発言ですが

「相撲のけいこは、しこと、すりあしと、てっぽうをしっかりやって
 あとは、三番げいことぶつかりげいこをやるだけで良い。」

「しこは、毎日、500回踏んでいる。」

「20回優勝したころから、ようやく、
 良いしこをふめるようになってきた。」

などなどがあります。

つまり、相撲取り=力士の基本は
「しこ・すりあし・てっぽう」によって創り上げられている
ということかと想像できます。

自分は、力士は、最強のアスリートだと思っていますが
強さ以上に驚異的なのは
150キロ以上の巨体で
あんな激しいことをやっていながら
腰を痛める人が少ないということです。

自分は腰痛持ちなのですが
力士の鍛錬方法の中に
腰痛を予防する秘密があると思っていたので
基本中の基本である
「しこ・すりあし・てっぽう」
について、解説している本を探していましたが
ようやく見つけることができました。

注)自分は、公私の私では、ネットで買い物しません。

さっそく読んでみましたが
まさに、「目からウロコが落ちる」内容でした。

著者は、元力士ですが
国立大学で物理学を専攻していたという経歴があり
内容は、いわゆる「根性論」ではなく
人体の構造と「しこ・すりあし・てっぽう」の効果を、
力学的にとらえた論理的なものです。

「しこ・てっぽう・すりあし」は
「鍛錬」という目的の他に
「整える」という役割があるということです。

人体は、骨・靭帯・腱・筋肉などというパーツが
複雑な構造と、絶妙なバランスで構築されていますが
正しく「しこ・すりあし・てっぽう」をおこなうことによって
身体の構造が歪んできたのを、
正しいバランスに整える効果がある
ということなのです。

内容を参考に、実行してみましたが
「しこ・すりあし・てっぽう」は
シンプルなようで、思っていたよりハードであり
正しい型で実行するのは難しく
奥が深いものなのだなと実感しました。

しかし、毎日、
日課のストレッチと体操と併せて実行し始めたら
終わった後に、なんとなくではありますが
自分の身体が「整った」という感覚があります。

今では、参考資料として
力士のけいこの動画も見れますので
正しい「しこ・すりあし・てっぽう」をできるようになって
腰痛と無縁の生活をおくれるようになりたいと感じます。

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