三重県に出張したときに、見かけた光景をご紹介します。
志摩市・大王町にある
「ホテル近鉄・アクアヴィラ伊勢志摩」様のお客様通用門です。
正面の自動ドアが閉鎖されて、
脇から出入りするようになっていました。
なぜかというと、しめ縄のうえに、つばめが巣をつくり
赤ちゃんがいて、ふんが落ちてくるからです。
昔は、5月になると、
そこらじゅうの軒先につばめが巣をつくっていました。
最近は、諸々の環境の変化のためか
めっきり見かける回数が減りました。
つばめは、害虫を食べるので、益鳥といわれており
また、つばめが巣作りをした家庭には
幸運を運んでくるとも聞いたことがあります。
弊社の旧社屋にも、昔、つばめが来ておりましたが
フンの害には、閉口したものでした。
こちらのホテル様では、
お客様の通用門の上につくられた、つばめの巣を除去せずに
小さな生命を守るために、お客様にも協力をお願いしています。
なんとも、心温まる、美しい光景ではないかと思います。
日本人は、古代の時代から、自然と共生してきた民族です。
身のまわりの自然や、小さな生命を慈しみ
大切に守ってきたことは、日本が世界に誇る文化だと思います。
日常業務において、
自然と生命を大切に守るという姿勢で営業されているお客様と
お取引させていただいていることは
まことに幸福なことだと実感いたしました。