仕事は忙しい人にお願いする

3月最終日の夜に、新高校生の次男を連れて
「とこやさん」という店名の床屋さんに行ってきました。

※)城南大橋を吉井方面に向かい
農大二高手前のT字路左側道沿いにあります。

以前も書いたことがありますが、このお店はユニークです。
営業時間が
日曜日は定休日
営業時間は、午後12時から夜の10時まで
です。

もう、お世話になってだいぶ経ちますが
いつ行っても、たくさんのお客様がいます。

今回も、消費税増税前日(帰ってきてから氣づきました)
ということを抜きにしても、混んでいて
夜の8時にお店に入って、帰宅したのは10時過ぎでした。

高校生・中学生もおりましたので
子どもから大人まで、
「夜に散髪する」ということのニーズが大きいのだな
ということを実感しました。

それと同時に、実際に、ニーズをみつけたうえで
他店がやらないことを実行して
具体的に繁盛されているということに
いつ行っても、感心させられます。

誰でも、思いつくことはできますが
実際に足を出す人はわずかだからです。

「具体的に行動する」ということの尊さを
実感させられます。

このお店に来て、
感じさせられることが、もうひとつあります。

それは、最初に勤務した会社で指導された
「仕事は忙しい人にお願いしなさい」
ということです。

※)「忙しい」という言葉は、心を亡くすと書くので
ふだんは使わないようにしておりますが
ここは、あえて「忙しい」と書きます。

そのときは、よく理解できませんでしたが

1)忙しいということは、人氣があるということ。

2)忙しいということは、商品とサービスに
価格以上の価値があると、お客様が認めているということ。

3)忙しいということは、リピートが多いということ。

に加えて

4)忙しい人は、仕事の段取りを常に考えており
効率よく仕事をする人である。

つまり、ヒマで余裕がある人よりも
忙しい人のほうが
「仕事が早くてコストパフォーマンスに優れている」
ということかと感じます。

実際にこのお店では、スタッフの皆さまが連携して
手際よくお客様をさばいており
かといって、サービスの質も維持しているので
安心してお任せすることができます。

「散髪は、会社帰りの夜に。」というのが
生活のリズムになってしまうと
もはや、貴重な日曜日に、散髪するという選択肢は
自分の中にはなくなってしまいました。

同じことが、二人の息子にもあてはまります。
(長男は、地元を離れてしまいましたが。)

今どきの学生には、
休日に散髪に行っているヒマなど無いのです。

このお店に初めて行ったときから
「実は、夜に散髪のニーズがあるということに氣づいて
追随するお店はどれだけあるのかな?」
と思ったことがありますが
このお店から自宅までの徒歩25分の中に
そのようなお店は、今のところ見当たりません。

ということは、サービスの質を維持し続ける限り
ずっと繁盛し続けるということなのかなと思います。

自分も、このお店に来るたびに
新しいサムシングに出会ったら
興味を持って受け止めて
できることは、とにかくやってみるという感性を
持ち続けなくてはいけないなと感じさせられます。

そして、自分も、仕事の依頼が次々とやってきて
うれしい悲鳴をあげつつも
お客様から、「いい仕事をする」と
評価されるようになりたいと思います。

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