中小零細企業のプライド

12月4日は、横浜に行ってきました。

稲盛和夫様が塾長をされている
「盛和塾・東日本塾長忘年例会」に出席するためです。

今回は、桜木町の「ロイヤルパークホテル」でした。

夏に、パシフィコ横浜・国際会議場にて
世界大会が開催されましたが
そのときに、夫婦で宿泊した
思い出があるホテルでもあります。

「忘年会」は、「望念会」でもあります。

「自分はこうありたい」という希望をもち
ひたすら念じて、行動して
夢を達成させるための会です。

今回は、「人間にとって幸福とはなにか?」という
深遠なるテーマについて、講話をいただきました。

幸福論は、古代より、たくさんあるものの
回答が出ていない命題であるそうです。

稲盛様いわく
◇京セラ・KDDI・JALと、必死で仕事を追いかけてぃた人生だが
自分よりも幸せな人間はいないのではないか?と思っている。

◇日本は、こんなに恵まれた素晴らしい国であるにもかかわらず
満足度は、先進37カ国中27位である。
物質的欲望が、幸福であると信じて
大量生産・大量消費・大量破棄をおこなってきたが
人間の欲望は、無限だから、物質では満たされないのである。
たとえば、敗戦直後は、懸命に生きることしかなかったが
貧しい反面で、
人々の多くは、今よりも不幸だとは思っていなかった。

◇この世の、全ての動植物は、今この一瞬を必死で生きている。
宇宙は、必死でなければ、生き残れないのが摂理である。
にもかかわらず、人間だけが怠けている。
怠けていると、宇宙の摂理に反しているのだから
絶対に幸福は得られないのである。

◇すべては、自分の思いが決めるのである。
自分は、取引での、厳しい要求については、
いじめと思わず、自分を鍛えていただいているのだと思っていた。
その意識が、品質とコストの競争力につながり
企業を発展させてきたのである。
逆に、
不平不満を言っていた同業者の多くは、無くなってしまった。

◇人間は、周囲のあらゆるものによって生かされている。
どんな小さなことにでも、日々感謝することを習慣にせよ。

◇感謝と同様に必要なのが、反省することである。
日々、感謝と反省をおこない
「謙虚にしておごらず」を実行していけば
自力に加えて、他力を受けることができるのである。

などということであり、結論として
「“世のため・人のためにつくす”ということに
ひたすら努力すれば、必ず幸福になれます。」
とご指導いただきました。

今回、上記以外で、
自分の心にもっとも響いた言葉は
「この世の中は、企業がうみ出すお金で動いている。
日本には、就業者が、6300万人いるが
そのうちの4000万人は、民間企業の社員である。
また、全ての企業の99.7%は、中小零細企業である。
つまり、中小零細企業が、日本および世界を支えているのである。
中小零細企業のわれわれは
世の中を支えているという誇りを持ちましょう。」

注)稲盛和夫様は、自身もゼロから創業した経験があるので
「われわれ中小企業は」という表現をされます。

ということです。

中小企業のプライドを持って、
毎日精進していきたいと思います。

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