「時代の流れ」ですませていいのか?

前週、東海エリアに出張しました。

帰路の「こだま」車中で、ふと見たら
車内に設置してある、カード式の公衆電話が
廃止されるとのことでした。

昨今では、携帯電話の普及率は
限りなく100%に近いと思われますし
新幹線車内で、自分のように本を読んでいる人は少数派で
大半の人は、スマホをいじっていますので
カード式の公衆電話は、
時代が変わって、役目を終えたということなのだと思います。

しかし、自分は、はたしてそれで良いのか?
と思ってしまいます。

というのも、携帯電話というものは
間違いなく便利ではありますが、万能ではなく、
緊急のときに、役に立たないことが
しばしばあるからです。

だから、自分は、スマホを100%信用することはなく
なるべく、生活に必要な機能はリスク分散して
スマホにオールインワンしないように心がけています。

まず、いざというときに、バッテリーが切れていたら
何の役にも立ちません。

それに、システム障害があったら
利用者は、どうすることもできません。

記憶にあるのが、東日本大震災のときです。

自分は、当日、大阪にいましたが
無事を確認するため、家族に連絡をとろうとしたら
携帯電話は、まったく通じませんでした。
しかし、街中にあったカード式公衆電話は
普通につながったので、家族と連絡をとることができました。

あれから10年が経過しましたが
その後も、地震など、災害のたびに
電波障害が発生して、携帯電話が使えなくなっています。

今はスマホを複数持つ時代だし
設備維持の経費もかかるのだから
公衆電話は、もう必要ないから撤去する。
というのは
災害が多い日本においては
ちょっと、違うように感じます。

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