「比較」の基本

自分は、中学校時代に「数学」が苦手でした。

このままでは、高校に進学できないと思い
親にお願いして、数学塾に通っていました。

その塾の先生が、自分には合っていて
その先生のおかげで、第一志望の高校に合格できたのですが
教えていただいたことで、今でも重要だと考えていることがあります。

それは
「数学の基本とは、シンプルである。
 左右の数字の間にイコールがあった場合
 イコールの左側にある数字に、
 足したり・引いたり・掛けたり・割ったり変化させた場合、
 イコールの右側の数字は、まったく同様に変化する。」
ということです。

なので、何か比較しようと思ったら
対象とする数字の分母は揃えないと
比較のやりようがないということになります。

最近、新型コロナウイルスの感染者が
特に東京においては、ピーク時をしのぐ勢いであると
報道されているようです。

しかし、この数字には、からくりがあるようで
都内におけるPCR検査とやらは、
三か月前の、約7倍弱のようです。

また、最も重要な、「重症者数」と「亡くなった人の数」ですが
それは、減っているようです。

となると、「感染者数」だけ取り上げて比較するのは
正確ではないと思われます。

数字データだけ見れば
◇検査7倍に対して陽性者は変わらず=陽性率は七分の一に減少
◇死亡者と重症者は減っている
ということになります。

分数の分母をそろえたうえで足し算するということは
「数学」ではなく、「算数」のレベルです。

現状を正しく認識したうえで
報道していただいたり
今後について必要なことを解説いただきたいと願います。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。